モノローグ | つくば在住のガーデンデザイナーのひとりごと【sora-niwa】

研修Report.3 岡田美術館庭園・開化亭

岡田美術館は2013年に開館した美術館で、斜面の中腹にあり、その傾斜を生かした設計がされています。

広い前庭では巨大な「風神雷神図屏風」を眺めながら足湯にも浸かれます。

庭園も、その傾斜地を歩ける渓流コースがメインだそうなのですが、

私たちが訪問した際は閉鎖されていました。

現在見学できる庭園は開化亭周辺のエリアのみとなります。

「開化亭」は明治半ばこの地にあった外国人向けホテルの名前にちなんだ屋号で、

昭和初期の日本家屋を改装した和風のミュージアムカフェです。

時間がなくお茶することはできませんでしたが、庭から見下ろす開化亭は風情たっぷり。

 

箱根の豊かな自然と一体になった庭園は、まるで山中を散策しているような自然さです。

鮮やかな紫陽花も目を楽しませてくれました。

庭園は美術館とともに整備されたとのことですが、石材や苔など全くそう感じさせない馴染み方でした。

地形や日照の活かし方、園路や石の据え方など、作為を意識させない、計算された自然さに驚きます。

次回は是非渓流コースも見学したいと思います。

研修Report.2 ニコライバーグマン箱根ガーデンズ

続いては昨年2022年4月にオープンしたばかりの

「ニコライバーグマン箱根ガーデンズ」を訪れました。

デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏が

2万坪超の原生林を数年かけて整備したガーデンです。

ベースは原生林の高木や山の起伏を生かしたナチュラルなガーデンですが

欧風の整形式庭園を思わせる刈り込まれたツゲがあったり、

トピアリーやコンテナプランツ(鉢植え)があちこちに散りばめられていて

ナチュラル+アーティフィシャルのバランスが絶妙でした。

コンテナプランツは、日本で一般的な複数種の寄植えではなく、

大きなコンテナに1種だけ植えられていてそのコンテナがまとめて配置され、

複数のコンテナによる寄植えという構成が印象的でした。

ガラス張りのガーデンハウスも高木の木陰で快適でした。

原生林を残した高木は木陰や木漏れ日を提供してくれるだけでなく、自然樹形の美しさに見惚れます。

ここでしか味わえないであろうとても贅沢なロケーションです。

黒いフレームがスマートな、デンマークのJULIANA社のガーデンハウスが使われていました。

ガーデンハウスだけでなく、デッキや階段、境界杭、カフェハウスなど

ほぼすべての構造物がブラックで統一され

北欧らしいカラースキームで緑や花の色合いが引き立ちます。

ブラックのウッドデッキは靴跡や泥汚れが目立つためか通常あまり見かけませんが、

こちらのガーデンのようにウッドチップなどで周囲をカバーし、

泥や土が上がらないように配慮すれば実用に耐えうると感じました。

ブラックの外壁の建築や、モダンでスタイリッシュな雰囲気がお好きな方におすすめしたいスタイルです。

 

サスティナブルな考え方で作られたガーデンで、園路のチップは伐採した熊笹やススキで作られています。

剪定枝を用いた魚子垣(ななこがき)風の垣根や

間伐材の枝を組み合わせた柵(しがらみ)による土留めも使われていました。

日本庭園の伝統的な造園技法も、北欧風ガーデンに違和感なく溶け込んでいて勉強になります。

紫陽花が美しい時期に訪れましたが、ぜひ別の季節にも訪れたいガーデンでした。

NICOLAI BERGMANN HAKONE GARDENS

〒250-0408 神奈川県 足柄下郡 箱根町 強羅 1323-119

研修Report.1 箱根湿生花園

先日、社員研修に行ってまいりました。

箱根日帰りというハードスケジュールでしたが様々な庭園や植物園を見学してきました。

箱根はカルデラなど起伏に富んだ多様な火山地形によって形作られており、大部分が高原と山岳地帯です。

(なお、私どもの会社から近い筑波山は活火山ではなく深成岩が隆起した岩塊だそうです)

最初に見学した箱根湿生花園は、仙石原湿原(関東で唯一の湿原で天然記念物)に隣接する地に

1976年に開園した湿生植物園で、園路は低地から高山へと順に植物を見てまわるようになっています。

仙石原の名の由来は、源頼朝が「この地を拓けば、千石ほどの米が獲れよう」と言ったという説があります。

箱根湿生花園も元は水田だったとのことですが、園内は様々な湿地や池や園路が整備され、

自然な植栽ばかりで元が水田だったとは信じられません。

 

仙石原湿原は立入禁止ですが、箱根湿生花園の植生復元区で地元の湿原植物を維持管理しており

箱根の在来の植生を観察することができます。

木陰から一気にひらけた湿原へと出る、この遊歩道のシークエンスが心地よい体験でした。

仙石原湿原とススキ草原の景観を維持するためには、灌木の伐採や野焼きなどが必要だそうです。

ススキ草原については聞いたことがありましたが、湿原もとは初耳でした。

火山や湖川など自然の営みと、野焼きなど人の営みが共にあることで成立するランドスケープ、

目に焼き付けておきたいと思います。

夕涼みに一品料理とビール♪

暑い夏にBBQをしながらのビールも良いですが、

夕涼みに肴とビールを愉しむのは大人ですよね笑

でも少しでも早くビールが飲みたいので、

料理のポイントは、手間がかからない簡単料理。

今日はオレンジページに載っていた、

『ごまたっぷりの揚げ焼きなす』を作りました♪

レシピは生姜でしたが、大好きな茗荷に変えて、

茄子、茗荷、大葉、胡麻。。。

めちゃくちゃ美味くて、夏も感じて最高ーーー♪

デッキのチェアに座って、

夕日を見ながらいただくビールは至福ですね^^/

初めまして

初めまして。

4月よりsora-niwa+に入社した山下と申します。

休日には建築や庭園、美術館などを巡るのが趣味です。

先日は筑西市の廣澤美術館に行ってきました。

こちら、建築は隈研吾氏の設計、庭園は斎藤忠一氏と宮城俊作氏の設計。

こちらの模様が目をひく正門の壁は、挾土秀平氏の左官によるものとのことです。

壁を覆う巨岩は大迫力でした。

庭園も石を贅沢に使い、大名庭園や岩崎氏の庭園を思わせるような石が主役の庭園です。

青空でなかったのは残念でしたが、隈研吾氏設計の瑞聖寺を連想させる

浅い水盤への映り込みが素敵でした。

家族に付き合ってもらったのですが、家族は建築や展示はそっちのけ、

併設のカフェのご飯に舌鼓を打っていました・・・・・(美味しかったです!)

お読み頂きありがとうございました。

茨城県はまだまだ知らないところ、行ったことがない市町村がたくさんありますので

おすすめスポットを教えていただけたら嬉しいです!

久しぶりの更新…

久しぶりの更新となってしまったMonologue.

もう少し期間があかないように頑張ります^^;

さて、こちらも半年ぶりとなったピザ作り^^/

ピザ生地を1日かけて発酵させて生地を伸ばし、

ピザソースを作れば、あとは具材を載せるだけ♪

今回は見た目より、

食べたかった具材を全部載せてみました^^/

u.ta.ta.ne…

木漏れ日が差し込み、気持ちの良い風が流れ、

小鳥の囀りだけが聞こえてくる贅沢な時間。

ついつい、『u.ta .ta.ne』をしちゃいます^^.

うどん。。。

うどんよりもだんぜん蕎麦派のわたしですが、

珍しく2日連続でうどんをいただきました^^;

初日はつくば市にある『やまびこ弁天』

開店10分前の到着で、すでに15組待ちと、

久しぶりに行きましたが相変わらずの人気店。

看板メニューの酒粕うどんと牛もつうどんは、

どちらも絶品です♪

夏は冷やしうどんもさっぱりでおすすめ^^/

2日目はさいたま市にある『藤店うどん』

以前、近くに現場があった時に、

通るたびにとても長い行列が出来ていたので、

待ちを覚悟で入店(笑)

その時食べた肉汁うどんが美味しくて、

それ以降、現場に行く時は、

開店時間に合わせて行っていましたね(笑)

なので今回はたぶん10年ぶりくらいかな^^;

当時を思い出しながら美味しく頂きました♪

Blue Note TOKYO

久しぶりの『Blue Note TOKYO』で、

CRAZY KEN BANDのLIVEを楽しみました♪

生歌と一緒に、ディナーとビール♪

とても贅沢で有意義な時間となりました^^/

「いーねっ!」

野鳥の習性?

窓にぶつかって気絶する鳥は毎年見かけますが、

何度も自らアタックする鳥を初めて見ました。

調べてみると、多分『シメ』という野鳥…

朝6時頃に来て夕方までずっとやってます^^;

しかも、かれこれ5日間これが続いています^^;

くちばしで何度もガラスを突っついているので、

憶測ですが、窓に映る自分の姿が、

ライバルと勘違いして攻撃をしているのかなと…

ただ、手すりの下のデッキはふんだらけなので、

そろそろ学習してやめてもらいたいものです^^;

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