モノローグ | つくば在住のガーデンデザイナーのひとりごと【sora-niwa】

散策。。。

東京の再開発地区は緑を積極的に取り入れてて、

どこも緑豊かで素敵な街並みになっていますね。

11月24日にオープンする麻布台ヒルズも、

緑がとても多く気持ち良い空間になっていて、

のんびり麻布台ヒルズ周辺を散策してきました。

ちなみにこの麻布台ヒルズ。

一番高いビルの最上階は200億円以上だそうで、

すでに70代の実業家が購入済みだそうです^^;

そしてこの麻布台ヒルズには、

青山から移転したフロリレージュも入ってます。

有難いことに先行予約の招待をいただいたので、

まだプレオープン中ですが行ってきました。

川手寛康シェフが夢として構想を温めてきた、

ゲスト全員と一つの大きなテーブルを囲む

ターブルドットスタイルのフレンチレストラン。

スタッフとの会話を楽しみながら、

今回もとっても美味しい料理をいただきました♪

そして今週の休日は谷川岳に行ってきました。

谷川岳は学生の時に添乗員の仕事をしていて、

その時以来なので30年ぶり笑

その時は30名のお客さんを連れていたので、

景色をあまり見る余裕がありませんでしたが、

今回はゆっくり景色を楽しみながら、

のんびりと散策も楽しめ良い休日となりました。

前橋・臨江閣

先日のお休み、群馬県前橋市まで足を伸ばして国指定重要文化財の臨江閣を見学してきました。

明治時代、県の迎賓館・貴賓館として建設された風格と歴史ある建築から、携わった人々の新取の気風が伝わってくるようでした。

端正な日本庭園は建築とあまりに馴染んでいるので、当時からの庭園を近年修復したものかと思いきや、2008年の作庭と伺って驚きました。

あいにくの雨で残念でしたが、雨に濡れた緑はまた格別の美しさ。

何年か後にまた訪れ、経年変化をまた楽しみたい庭園でした。

秋庭

植物も夏から秋へと変わってきました。

ナツハゼが赤くなり彼岸花が咲いたり。。。

そして秋はライトアップを愉しむのも良い季節。

エノキも幹もだいぶ太くなってさらに大迫力♪

日本一の栗♪

ゆ○太郎さんに行くと必ず注文する薬味そば。

無性に食べたくなり、家で作ってみました笑

そして笠間産の2023初栗♪

美味しくて栗でワイン1本飲んでしまった^^;

やっぱり読書より私は食欲の秋の方なのかな笑

秋の楽しみ -2023-

朝晩がだいぶ涼しくなってきて、

季節が秋に変わったなぁと感じるこの頃。。。

秋は毎年ひやおろしを飲むのが楽しみですが、

今年は読書の秋も楽しもうと思い本を購入^^/

タイトルは『庭師と旅人』

まだ読み始めですが、

写真も多くて、とても勉強になりそう。。。

この秋は3冊、いや2冊目標に頑張ります♪

お庭見学

中目黒の東京土山人さんで蕎麦前を楽しむ。

もう何年も続いている夏の恒例行事ですが、

今年も無事に行けることができました。

土山人さんで蕎麦前を楽しんだ後は、

ちょっと見たかったlittle cloud coffeeへ。

アパレルショップと併用の古民家カフェで、

店の目の前のお庭には小川が流れています。

京都などの大きな庭園巡りも好きですが、

こじんまりとした素敵なお庭を探して、

休日に実際見に行く方が好きですかね^^/

kibaco様に施工例掲載いただきました

つくば市を中心に、スタイリッシュで暮らしやすい家をつくられているkibaco様。

今回、外構工事を担当した[Relax][THE HOUSE]の施工事例等にて弊社外構をご紹介いただきました。

kibaco様、ありがとうございます!

https://kibaco.work/

>>>[WORKS] 内 [Relax] ページ

>>>[WORKS]内[THE HOUSE]ページ

いずれも内観も細部までとても素敵なお家ですので、ぜひ上記ご覧ください。

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建築が絵画だとすれば、外構や植栽は額縁。

建築の良さを損なうことなく、その美しさを引き立てる外構を今後も心がけて参ります。

研修Report.3 岡田美術館庭園・開化亭

岡田美術館は2013年に開館した美術館で、斜面の中腹にあり、その傾斜を生かした設計がされています。

広い前庭では巨大な「風神雷神図屏風」を眺めながら足湯にも浸かれます。

庭園も、その傾斜地を歩ける渓流コースがメインだそうなのですが、

私たちが訪問した際は閉鎖されていました。

現在見学できる庭園は開化亭周辺のエリアのみとなります。

「開化亭」は明治半ばこの地にあった外国人向けホテルの名前にちなんだ屋号で、

昭和初期の日本家屋を改装した和風のミュージアムカフェです。

時間がなくお茶することはできませんでしたが、庭から見下ろす開化亭は風情たっぷり。

 

箱根の豊かな自然と一体になった庭園は、まるで山中を散策しているような自然さです。

鮮やかな紫陽花も目を楽しませてくれました。

庭園は美術館とともに整備されたとのことですが、石材や苔など全くそう感じさせない馴染み方でした。

地形や日照の活かし方、園路や石の据え方など、作為を意識させない、計算された自然さに驚きます。

次回は是非渓流コースも見学したいと思います。

研修Report.2 ニコライバーグマン箱根ガーデンズ

続いては昨年2022年4月にオープンしたばかりの

「ニコライバーグマン箱根ガーデンズ」を訪れました。

デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏が

2万坪超の原生林を数年かけて整備したガーデンです。

ベースは原生林の高木や山の起伏を生かしたナチュラルなガーデンですが

欧風の整形式庭園を思わせる刈り込まれたツゲがあったり、

トピアリーやコンテナプランツ(鉢植え)があちこちに散りばめられていて

ナチュラル+アーティフィシャルのバランスが絶妙でした。

コンテナプランツは、日本で一般的な複数種の寄植えではなく、

大きなコンテナに1種だけ植えられていてそのコンテナがまとめて配置され、

複数のコンテナによる寄植えという構成が印象的でした。

ガラス張りのガーデンハウスも高木の木陰で快適でした。

原生林を残した高木は木陰や木漏れ日を提供してくれるだけでなく、自然樹形の美しさに見惚れます。

ここでしか味わえないであろうとても贅沢なロケーションです。

黒いフレームがスマートな、デンマークのJULIANA社のガーデンハウスが使われていました。

ガーデンハウスだけでなく、デッキや階段、境界杭、カフェハウスなど

ほぼすべての構造物がブラックで統一され

北欧らしいカラースキームで緑や花の色合いが引き立ちます。

ブラックのウッドデッキは靴跡や泥汚れが目立つためか通常あまり見かけませんが、

こちらのガーデンのようにウッドチップなどで周囲をカバーし、

泥や土が上がらないように配慮すれば実用に耐えうると感じました。

ブラックの外壁の建築や、モダンでスタイリッシュな雰囲気がお好きな方におすすめしたいスタイルです。

 

サスティナブルな考え方で作られたガーデンで、園路のチップは伐採した熊笹やススキで作られています。

剪定枝を用いた魚子垣(ななこがき)風の垣根や

間伐材の枝を組み合わせた柵(しがらみ)による土留めも使われていました。

日本庭園の伝統的な造園技法も、北欧風ガーデンに違和感なく溶け込んでいて勉強になります。

紫陽花が美しい時期に訪れましたが、ぜひ別の季節にも訪れたいガーデンでした。

NICOLAI BERGMANN HAKONE GARDENS

〒250-0408 神奈川県 足柄下郡 箱根町 強羅 1323-119

研修Report.1 箱根湿生花園

先日、社員研修に行ってまいりました。

箱根日帰りというハードスケジュールでしたが様々な庭園や植物園を見学してきました。

箱根はカルデラなど起伏に富んだ多様な火山地形によって形作られており、大部分が高原と山岳地帯です。

(なお、私どもの会社から近い筑波山は活火山ではなく深成岩が隆起した岩塊だそうです)

最初に見学した箱根湿生花園は、仙石原湿原(関東で唯一の湿原で天然記念物)に隣接する地に

1976年に開園した湿生植物園で、園路は低地から高山へと順に植物を見てまわるようになっています。

仙石原の名の由来は、源頼朝が「この地を拓けば、千石ほどの米が獲れよう」と言ったという説があります。

箱根湿生花園も元は水田だったとのことですが、園内は様々な湿地や池や園路が整備され、

自然な植栽ばかりで元が水田だったとは信じられません。

 

仙石原湿原は立入禁止ですが、箱根湿生花園の植生復元区で地元の湿原植物を維持管理しており

箱根の在来の植生を観察することができます。

木陰から一気にひらけた湿原へと出る、この遊歩道のシークエンスが心地よい体験でした。

仙石原湿原とススキ草原の景観を維持するためには、灌木の伐採や野焼きなどが必要だそうです。

ススキ草原については聞いたことがありましたが、湿原もとは初耳でした。

火山や湖川など自然の営みと、野焼きなど人の営みが共にあることで成立するランドスケープ、

目に焼き付けておきたいと思います。

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